札幌市電と那覇ゆいレールを比較、「修行で使うならどっち?」
札幌旅行で「せっかくだから市電に乗ってみよう」と思う方は多いはず。でも実際に乗ってみると、観光の足としては期待と違う一面も。今回はすすきの〜山鼻方面(電車事業所前)に実際に乗った体験をもとに、那覇ゆいレールとの比較も交えて「市電ってどうなの?」をまとめてみました。千歳空港からのバス、電車事業所前で乗り継ぎ情報もシェア!
札幌市電に乗ってみた率直な感想
すすきのから山鼻方面へ夜に乗車。最初に思ったのは「遅い」ということ。古い車両に当たったせいか、腰に響く揺れもあり、正直毎日乗るにはしんどそう。観光客目線なら「レトロで味がある」と思えるけれど、生活の足と考えると厳しい印象です。
ダイヤは目安、車より遅いことも
山手線のように「どっちに乗っても着く」便利さを想像していたら裏切られるかも。時刻表はあるけれど目安でしかなく、信号や交通の影響で平気で前後します。次の車両までの待ち時間が表示されない停留所も多く、観光で使うときでも不安を感じました。
観光アクセスは思ったより弱い
路線図を見れば「観光地に繋がっている」ことになっていますが、実際は微妙。藻岩山ロープウェイ入口は遠いし、中島公園や円山公園は地下鉄の方が便利。すすきのや狸小路は徒歩で十分。結果的に「市電で観光スポット巡り」という使い方は成立しにくいです。
札幌市電の良かったところ
一方で「これは便利」「良い文化だな」と感じた部分もありました。
・ICカード(SAPICAやSuicaなど)対応で支払いが簡単
・運賃が一律230円とシンプルでわかりやすい
・QRコードで各国語の解説に対応
・運転士さんが乗客一人一人に「ありがとうございました」と声をかけてくれる、人との距離の近さ
特に最後の「お礼文化」は、都会の交通機関ではなかなか味わえない温かさ。単なる移動以上に、地域に根付いた存在であることを感じました。
電車マニア的にも楽しめるポイントが!
市電は鉄道マニア的な視点で見てもユニークです。古い車両がまだ現役で、しかもワンマン一両編成。最後部に立つと、運転席との仕切りがチェーンのみでほとんどなく、本物の計器やハンドル操作が手の届きそうな位置にそのまま見えるんです(触っちゃダメですよ)。まるでリアル版「電車でGO!」。これは地下鉄やモノレールでは絶対に味わえない、市電ならではの体験です。
新千歳空港バスとの“電車事業所前”乗継ぎ体験
市電には「電車事業所前」という停留所があります。名前の通り車庫がすぐ近くにあり、電車が入庫・整備される様子を間近に見られる、マニアにはたまらないポイントです。
ここは新千歳空港直通バス(円山線)との乗継ポイントでもありますが、実際にはダイヤの接続精度はほぼ期待できません。タイミングが悪ければ雨や真冬の吹きさらしの中で15分以上待つことも。ただ、待っている間に車庫で休む新旧様々な車両や初音ミクをはじめとするラッピング(ミク以外にも、地元企業のゆるキャラなど期間限定でたくさんあります)車両を含む多数の電車の通過や出入の様子を観察できるので、交通を“楽しむ目線”なら十分見ごたえがあります。
那覇ゆいレールとの比較
同じ“ローカル都市交通”でも、那覇のゆいレールは印象がまったく違いました。車両が新しく揺れも少なく、冷房や駅の設備も整っていて、生活の足として実用的。時間も正確で、買い物や観光に安心して使える。「大都市の札幌なのに市電は半端」というギャップを強く感じました。
結論とおすすめの使い方
札幌市電は、観光でも生活でも「中途半端な乗り物」というのが正直な印象です。とはいえ、レトロな車両や住宅街を抜けていく雰囲気は「札幌の生活感」を覗く体験になります。おすすめするとしたら、夜ではなく昼間に数駅だけ雰囲気を味わう乗り方。腰や体力が不安な人は、あえて避けた方がいいかもしれません。
こんな人におすすめ
・観光地巡りというより、札幌市民の生活を感じたい人
・“鉄道らしい快適さ”より“ローカル体験”を重視する人
・市電そのものに思い出やレトロ感を求める人
まとめ
今回、市電に実際に乗ってみて「観光の必須ルート」ではないと強く感じました。むしろ、那覇ゆいレールの方が生活交通としても観光アクセスとしても完成度が高いという意外な発見。札幌市電は「レトロさを楽しむネタ」として1度体験するくらいがちょうどいいと思います。
正直、修行中の数時間の滞在や、ステイ先ホテルへの交通機関としてはおすすめしません。時間があって、初音ミクラッピングに乗りたい、レトロ車両に乗りたい、などの目的があればよいかもしれません。それも含めて「札幌でしかできない体験」として、地下鉄やバス、市電をどう組み合わせるかを考えるのもまた旅の工夫になると思います。
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