修行中の冷静な狂気──ANA SFC修行で見えた自分の裏側
ANA SFC修行という言葉には、どこか整った響きがあります。
でもその実態は、一見まともに見える判断の積み重ねが、いつしか常軌を逸していくという、静かで滑稽な“狂気”の連続でした。
今回は、そんな「修行中の冷静な狂気」をテーマに、
実際の出来事を交えながら、修行中の頭の中を少しだけ覗いてみたいと思います。
1往復余分じゃない?でも台風あるかも、の一言でOKを出す脳
修行ルートの予約中、那覇-関西の同日往復を(その日に表示される)最安値で連日続けて予約できる分だけ予約して、全部で7往復分となり、決済してから、ふと気づきました。
「50000ppに1往復多いな?」って。
でも、「7月だし、台風で欠航あるかも」って、AIに相談して、余分な往復を**“備え”として肯定**することになりました。
この時点でもう、すでに修行脳。
合理と非合理の狭間で、冷静さの皮をかぶった狂気が始まっていました。
プレミアム株主優待、前日予約で9万円。それでも即決
那覇に滞在中、2日連続で関西行きが欠航。
2回目の欠航通知が届いたのは、まだ動ける時間帯の20時前。
「明日飛べる便を探さなきゃ」となった瞬間、修行脳が再始動しました。
このとき私が最初にしたことは、明日、那覇から日帰り往復ができるプレミアムクラスの空席を探すこと。
鹿児島・福岡・羽田の3路線を株主優待プレミアムで仮押さえしました。
その上で、それぞれのプレミアムポイント(PP)をざっと計算。鹿児島や福岡では微妙に足りず、後日、札幌東京をエコノミーで追加1往復しなければならないかもしれない。
そこで、1往復で当初予定日に50000ppに到達できる、羽田那覇を選びました。
さらに羽田の便数は豊富。
欠航や遅延があっても前後の便でカバーできる安心感があります。
その信頼感を裏付けるために、フライトレーダーで過去1年分の運航実績を調査。
予約予定の便はほとんど定時で飛んでいた実績があり、「これは行ける」と確信しました。
こうして、前日に9万円で那覇-羽田の同日往復航空券を買うという大胆な行動を、私は極めて冷静にやってのけました。
移動効率は二の次。「経験」と「確実性」に価値を置く
鹿児島や福岡がダメだった理由は、PPだけではありません。
同日折り返しできる便数も少なく、1本が飛ばなければ修行全体が崩れる不安定さがありました。
その点、羽田は選択肢の広さとリカバリーの柔軟さが圧倒的。
「もう一度どこかへ飛ぶより、この1本で決める」という潔さも含めて、羽田という選択肢は合理的なようでいて、修行脳の狂気が最もよく表れた瞬間だったのかもしれません。
1日で旅人と修行僧を切り替える精神分裂
欠航1日目は爆睡。
那覇から美ら海水族館に行くつもりで朝に2回起きたけど「行かなくていいや」で寝ました。
クルーさんが4勤2休を基本シフトにするのも、奇しくも似たスケジュール感となりました。
15時過ぎに起きて、16時過ぎにホテルを出て、タクシーでヤギ刺しを買うべく精肉店の閉店間際に駆け込むものの、市内全域で品薄欠品と聞いて諦めがつき、街歩き観光で過ごしました。
その帰路で、翌日の欠航通知を受け取り、即ホテルに戻ってフライト再検索→予約。
「那覇観光はやり切った。これ以上居ても意味がない、飛ぶわ」
一瞬で、観光モード→修行脳に切り替え。
「飛ぶわ」─もはや狂気。
こんな人におすすめ
・「修行してみたいけど自分にできるかな」と迷っている人
・効率や金額より「体験」を重視したいタイプの人
・旅の中で自分をちょっと俯瞰して笑いたい人
旅の終わりに:「狂気」とは、本気の別名かもしれない
終わってみれば、51331pp。
充分すぎる達成感と、「もう一度はやらないけどやってよかった」という気持ち。
途中、冷静に狂ってたなと何度も思ったけど、あれは「本気」だった。
修行中の私は、いつも冷静で計算していて、
でも同時に、常識から外れた選択も自然にしていて。
あの時の判断は、普通ならしないことばかりだったけど、
旅がくれたのは、そういう「自分の裏側」に気づく機会だったのかもしれません。
SFC修行、狂ってるかもしれないけど、楽しかったです。
またなにかの名目で、自分を研ぎ澄ます旅に出られるといいなと思います。
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