SFC修行で気づいた「空のプロ」たちの努力


SFC修行中、関空〜那覇を繰り返し利用してきました。
ある回の大幅遅延で「ただ飛ぶだけ」にどれだけの人が関わり、努力しているかを改めて痛感しました。
乗客としては待つしかない時間。でもその裏側には、静かにプロとしての仕事を続ける人たちの姿がありました。
ポイント計算でも機材情報でもなく、「空を移動する」という日常を支えている現場に目を向けたくなる、そんなフライト体験の記録です。

出発は15:40予定、離陸は18:12。遅延の現場にいた話


この日乗ったのは、ANAの関空→那覇行き。
定刻は15:40でしたが、機材の到着遅れで16:05に変更。ドアは閉まったものの、そこから空港周辺の雷雲や混雑の影響で、滑走路へ向かう順番待ちが発生し、実際の離陸は18:12。那覇到着は20:01になりました。
約2時間、機内でシートベルトを締めたまま、ただ「待つ」。
言葉にすればそれだけですが、実際にはかなり体力も精神力も削られます。赤ちゃんが泣き続ける声に気を張りながら、耳の圧の変化にも耐え、いつ動き出すのかわからない閉塞感に包まれた機内。
でも、この時間を最も緊張感を持って過ごしていたのは、クルーの皆さんだったのかもしれません。

たぶん5レグ目。そして着いてすぐ折り返すクルーたち


この便の到着後、機材はわずか1時間も経たずに折り返しで関空へ戻っていきました。
もしかするとこの日は、同じ機材での羽田→関空→石垣→関空→那覇→関空という5レグ運航だった可能性があります。少なくとも、機内アナウンスの状況から、同じクルーで関西空港に折り返しているはずです。
(もしかすると)丸一日空を飛び続け、さらに遅延で拘束時間も長くなっている中、クルーの皆さんは常に冷静に、必要なアナウンスと気配りを続けていました。
特に印象的だったのは、離陸を待つ地上での2時間。CAさんたちは乗客と同じくジャンプシートに座ったまま、常に周囲に目を配りながら待機していたのです。
少しでも体を伸ばしたくなる時間帯に、自分の身動きも制限された状態で、周囲の赤ちゃんや不安そうな乗客にさりげない気遣いを続けてくれていた姿に、ただただ感謝の思いしかありませんでした。

赤ちゃん連れには想像以上の長丁場


今回のような遅延フライトでは、大人でもしんどいと感じる時間ですが、最も大変だったのは小さな子どもを連れていたご家族だったと思います。
私自身、子どもたちが幼かった頃に何度か飛行機に乗りましたが、「2時間で到着するつもり」だったのに4時間になってしまうと、まったく準備も心構えも違ってきます。
飴を舐められる年齢の子ならまだしも、赤ちゃんの場合は、ミルクを飲めるタイミングや、おせんべいを食べられるタイミングも限られています。気圧の変化にうまく対応できず、少し与圧が変わるたびに泣き出す赤ちゃんもいて、本当にかわいそうでしたし、親御さんも膝の上にずっと抱えているのはかなり大変だったと思います。
周囲が気を遣いすぎず、でも理解ある目で見守っていける機内の雰囲気が少しでも増えていけばいいな、と改めて感じた時間でした。

苛立つ乗客も。でも、CAさんは当たる相手じゃない


遅延が長引けば、乗客の中にも苛立ちを見せる人が出てきます。
タキシング中に立ち上がってしまい、「お座りください」と声をかけられる場面がありました。
他にも、足音をわざと大きくして降機していく人や、座席を叩くような音も聞こえてきました。
でも、クルーにとってはこの遅延も予定外だったはず。
機内で何度も状況を伝え、赤ちゃんに気を配り、最後は「お忘れ物のないように」と折り返し便の準備に追われていた彼女たちの姿を見て、イライラをぶつける相手では決してないと強く思いました。

定刻で飛べたあの日が、今では奇跡のように思える


私がこの路線を何度も利用している理由は、SFC修行の一環として効率がよく、搭乗回数を稼ぎやすいから。でも、繰り返し乗っているからこそ、天候に左右されやすく、スケジュール通りに運航することの難しさも肌で感じてきました。
1ヶ月ほど前、同じ便で5分早着したときは「パイロットの人も今日最後のフライトだから早く仕事を上りたかったのかな、追い風だったのなな」程度にしか思いませんでした。
でも今思えば、それは多くのクルーやスタッフ、そして管制の努力が噛み合った“奇跡的な1便”だったのかもしれません。

修行で得られるのは、数値よりも経験値


SFC修行というと、マイルやプレミアムポイントの話ばかりになりがちですが、実際に繰り返し乗ってみて感じるのは、「移動に関わる人への理解」が深まること。
搭乗直前のトイレに行くタイミング、持っておくと安心なアイテム、子ども連れならではの工夫…。
そして、何より「空を飛ぶ」ことの裏にある人の努力に、自然と目が向くようになります。
今日の私は、首に貼るめぐリズムを持っていなかったことを後悔しましたが、こういう失敗を繰り返すうちに、旅支度はどんどん洗練されていきます。

こんな人におすすめ


修行中で、数値だけにとらわれず「気づき」も得たい人
遅延やトラブルに振り回されがちで、心が折れそうな人
飛行機が好きじゃないけど、必要があって乗っている人

最後に、個人的な思いを少しだけ


私は決して“飛行機好き”というわけではありません。
でも、だからこそ見える景色があるとも思っています。
今日のような遅延も、空のプロたちのすごさを知るための“現場”でした。
私は自分が那覇で降機したあと、FlightRadarを開いて、同じ機体が無事に関西空港に戻るのを最後まで見届けました。
たぶん、あの日のチームのクルーにとっては、関空に到着した瞬間、思わず拍手したくなるような気持ちだったんじゃないかと思います。
お疲れさまでした、そしてありがとう。そう心から言いたくなる一日でした。
移動が快適になるちょっとした旅グッズなども、こうした実体験があると選び方が変わってきます。
これから修行や出張、家族旅行を考えている人にも、ぜひ体験ベースの旅支度をおすすめしたいです。
@SFC修行
@ANA
@遅延体験
@空港スタッフ
@旅の工夫
@飛行機移動
@プレミアムクラス
@国内線搭乗記